|イベント開催の背景と課題

企業の年間表彰式として、約70名が参加するイベントを開催しました。
単なる表彰ではなく、「受賞者の努力をしっかり称え、全員のモチベーションにつながる場にすること」を目的としています。
一方で、70名規模の表彰式では
・表彰が“ただ呼ばれて終わる”流れになりやすい
・見ている側の集中力が続かない
・会場全体に一体感が生まれにくい
といった課題が起こりがちです。
そこで今回は、
・空間の“格”を活かして表彰の価値を高める
・視線と意識が自然に集まる設計にする
この2点を軸に設計しました。
神戸迎賓館の「鳳凰の間」は、迎賓のために設計された大広間で、格天井や意匠が格式ある雰囲気を生み出す空間です。
この空間を“ステージとして活かす”ことで、特別な演出を加えずとも表彰の重みが伝わる設計としました。
|当日の進行
進行は、「緊張 → 集中 → 余韻 → 交流」と流れるように構成しています。
18:00 受付・エントランス集合(非日常の導入)
18:20 会場入場・着席
18:30 開会・主催挨拶
18:40 表彰式(登壇・スピーチ)
19:30 記念撮影(会場内)
19:50 懇親会・交流
20:50 締め挨拶
21:00 終了
■設計ポイント
① 表彰は“最初に集中させる”
歓談後ではなく前半に実施することで、全員の集中力が高い状態で進行。
結果として、受賞者の言葉や空気感がしっかり伝わります。
② 空間=演出として使う
神戸迎賓館は、アーチ窓や装飾、天井意匠などが特徴的な大正モダン建築。
そのため、照明や演出を足すよりも「正面に立つだけで成立する配置」にすることで、過剰な演出なしでも成立します。
③ 登壇導線をシンプルにする
着席配置から最短距離で登壇できる動線にすることで、進行のテンポを維持。
70名規模は“テンポ=満足度”に直結します。
④ 記念撮影は“余韻の時間”にする
表彰直後に写真時間を設けることで、受賞の高揚感をそのまま共有できる設計に。
ここで自然と会話も生まれます。

|ご利用の感想

担当者コメント
神戸迎賓館は“場そのものが価値”になるため、演出を足すのではなく引き算で設計することで、表彰の重みがより際立ちました。
特に鳳凰の間の空間力は、表彰式との相性が非常に高いと感じました。
お客様の声(匿名)
「ただの表彰ではなく、しっかり評価されたと感じる時間だった」
「会場の雰囲気も相まって、特別な体験になった」
といった声をいただき、モチベーション向上にもつながる場となりました。


